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「田んぼの生き物調査」に行って来た。 インドア派の私としては、「『有機農業のいま』を見て来る!」(知っておかないとね…)、 という大義名分(?)でもなければ、 何も好き好んで、この暑くて蒸してて、紫外線バッチリのこの時期、出かけるはずもない。 たまたま誘われたのも何かのご縁、と、 乗り気じゃない娘を引っ張りだして、 遠くまで(車で1時間ちょっと)行って来た。 参加してた方は、いかにも…なファミリーがほとんどだったような。 でも、ふたを開けてみれば、 メチャクチャ楽しんでたのは、娘だったかも…。 だいたい、田んぼの水路なんて行ったこともないのだから…。 ザリガニの子どもが網に引っかかって大喜び。 次は魚、それから見たこともない不思議生物がいっぱい…。 その道のスペシャリストを講師に迎えていたので、 採取の仕方や、器具の扱い方を教わりながらしばし獲物確保に熱中。 午後には、それらを水槽やバットに分類していねいに説明してくれた。 さて、有機農業である。 これらの虫たちの役目! 聞いてみないと分からないものだ。 地中に潜っている、例えばイトミミズ(熱帯魚の餌という認識しかない)は、 田んぼを耕すとても大きな役割を担っている。 クモもザリガニもカエルも大切な田んぼの生き物だそうな…。 数ミリメートルの小さな生き物から大きな生き物まで、 それらの食物連鎖によって田んぼが守られているようにも見える。 益虫が害虫を食べる…。 農薬を使用することによって、その連鎖はあっと言う間に断ち切られる。 そういうことなんだ…。 「ホウネンエビ」という20ミリくらいの小さな甲殻類を知っているだろうか? この日の参加者30人くらい(?)で捕った生き物の中に、 たった1匹だけ網にかかった。 透明な四角い飼育ガラスに入れられたそれは、 何とも優雅に泳いでいた、しかも逆さまに(つまり背泳ぎ状態)! これは何時間でも観てられる気がした。 まるで疲れたサラリーマンのための癒しのグッズのような感じ…。 こんなハッとするような美しい生き物が、田んぼの水路にいる。 ほんとにもう涙ぐみそうになったよ。 これを見つけた年は豊作になるそうだ。豊年エビ…なるほど。 いろいろな生物がいて成り立つ有機農業…。 農薬を使用しない環境がいったいどれだけの生き物を守っているか…、 子どもたちに伝わるといい。 そして、 自然との共存を目指して、自分たちを信じて、生き物を慈しみながら農業にいそしんでいる彼らに、正当な対価を与えられる世の中になってほしいと、 真剣に思う。 だから、伝えよう。 いい体験をさせてもらった。いい一日だった。 おまけ: なんと、思いもかけず、田植えを体験させてもらう(予定外。 子どもがメインだったので、大人はサポートする数人のみが田んぼに入ったのだが)。 みんな、土に足を取られ泥んこになりながら、 でも、ほんとに楽しそうに田植えを楽しんだ! スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
by ncc_e
| 2008-06-14 21:16
| 雑記
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