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「洋菓子店」と「和菓子店」、今日まででそれぞれ10件、7件の取材終了。 で、「和菓子店」について。 店主というか社長というか・・・ (まぁ、個人店もあれば会社組織で営業しているところもあって)、 いわゆるトップには、おおざっぱに分けて2タイプあるようだ。 手作りであることのプライド。 製法、原材料へのこだわり。 そんなだから、無添加であることは当たり前。 やわらかさを保つため、日持ちをさせるため、 食感をよくするため・・・などの添加剤は、 必要としない。 一方で、 一度に1,000も2,000ものまんじゅうを量産できる包餡機を導入し、 数字を上げることに腐心する会社組織の経営者。 どちらがいいとか悪いとかではなく、 考え方が2極化していると、 取材を重ねれば重ねるほど感じる。 なぜか、同年代の男性・・・。 向かってる方向が違うのが興味深い。 昨日取材をさせていただいた店主は (厳密に言うと甘味担当の奥さまを取材させていただいたあとお話を伺った、造園と盆栽のプロ中のプロ)、 どこまでも穏やかであり、品位を兼ね備えた物腰の柔らかさ、知識の奥深さ、 どこをとっても、尊敬に値するステキな紳士であった。 そして、今日、 きれいに整えられた白髪(はくはつ)と、 のりのきいた真っ白のユニフォームで現れた店主は、 これまたきれいで透明な空気を背負ったような、清潔感あふれる初老の紳士だった。 生き様がそのまま体(てい)に表れる。 こんな歳の取り方をしたいと思わせてくれる。 エレガントでさえあった二人。 “若さ”は彼らの前でひれ伏す。 対照的なところに、 二人の社長がいた。 売ること、の努力を惜しまない。 トレンドに敏感。 設備投資をケチらない。 がっついていることが嫌みにならないのは、 目標がぶれない、努力の人だからか? しかも、非常にフレンドリーである。 たぶん、面倒見もいいに違いない。 と思わせてくれるような人の良さを感じる。 面白い。 ひとりの客として店頭で商品を買う、 それだけだと絶対知り得ないバックグラウンド。 ここに、この仕事の醍醐味があり、やめられない理由がそこにある。 なんて言っても、好奇心の塊だから。 人が好きである。 それぞれの人生に、それぞれのドラマ。 その全部がすばらしい! そんな話を聞く機会に恵まれたワタシは、なんてしあわせなんだろう。 和菓子屋さんには、季節の花が必ず飾られている。 それも、さりげなく、楚々と、慎ましやかに・・・。 日本人の美意識・・・。
by ncc_e
| 2011-02-17 00:43
| 雑記
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